大地の呼吸
私たちが呼吸し
滞りなく血液が循環することで
イキイキとした肉体があるように
心も呼吸する
興味惹かれるものを吸収し
自由に表現、創造できれば
私たちの営みは豊かであり
肉体も元気になる
大地も呼吸し
水と空気が巡ることで
豊かな母体を維持される
大地の恵みは私たちの心身を豊かにする
私たちは呼吸が不十分だと
良い血液が巡らないので
栄養が行き渡らず
不要なものもうまく排泄できない
心も呼吸できないと苦しい
興味のあるものと接点を持てなくなり
自分らしい表現の術を忘れる
鬱々として肉体の代謝も鈍くなる
大地だって呼吸できない環境にあると
水や空気が通らなくなり
有機物が分解せず腐敗して溜まったり
硬くなって恵みを与えることができなくなる
多種多様な植物が生きていると
縦横無尽に根が張られ
水や空気の流れる道が広がる
植物が水の調整役となり
そこにある生態系という宇宙とともに土壌を保持してくれる
森を皆伐したり
コンクリートでせき止めたり
何かを部分に切り取り対処することは
繋がりを切断し、その系をバラバラにしてしまうことも多い
それは身体の病気でも
心の問題でも
環境のことでも同じこと
私たちは自然の一部であり
ミクロコスモスもマクロコスモスも相似形で
そして影響し合っている
矢野智徳さんという山梨の造園家の方から始まった
“大地の再生”の輪
それは大地の空気や水の通り道を感じ
自然な流れを整える土木作業
自然との調和の方法を広めています
file.5「風土を再生する〜里山整備の視点」:森林ボランティア:森へ行こう!|私の森.jp 〜森と暮らしと心をつなぐ〜
大地に愛情を持って向き合います
それは身体をいたわるかのよう
血脈を通してあげるように
ツボを押してあげるように
傷口を塞いであげるかのように
そうやって優しく手当することで
枯れそうになっていた樹が緑を取り戻したり
困った強草の勢いが落ち着き、可愛い花と一緒に共生したり
不快な臭いを発していたところが気持ちの良い場となったりします
小さなスコップや草刈り鎌でできることもたくさんあります
まずはイベントに参加してみるのがおすすめ
体感で学ぶことができます
ブログに綴られていることから学べることも多いです
“大地の再生講座”でググってみてください
心の風通し良くすることも大切です
大きく呼吸して気血を巡らしましょう
矢野さんの言葉をお借りすると
“自然はミクロもマクロも相似形”なのだから
一人の力は小さくても
集まれば大きな力に
北海道からも小さなことからひとつずつ
これからの愛し方
http://pirkamer.hatenadiary.com/entry/2018/07/08/162524
先日、東海・関西の方々から
“北海道は最近大丈夫?と”聞かれたのをきっかけに
はたと思い、北海道について客観的に考えたことがありました
確かに一昨年の台風に続き、今年の長雨・大雨・低温など
北海道は大変なときを迎えているのかもしれません
全国いろんなところで様々な自然現象が起きているので
特別に北海道だけがおかしなことになっているようには感じていないけれど、、
北海道では農業が特に大切な産業になっています
第一次産業の占める割合は全体の3%程度(全国では1%程度)とあまりピンと来ない数字ですが
その景観が第三次産業に貢献しているところも大きく
北海道の農業産出額は全国の13.2%(H28年)
全国の食料自給率が40%(カロリーベース)に満たないのに
北海道は約200%、十勝地方に至っては約1100%⁉︎
北海道の農業が打撃を受けるとき
日本全体の食についても考えるときでもあるように思います
十勝は見渡す限りの畑や牧草地が広がります
ほとんど機械を使った大規模農業
効率はよいのですが
たまに防風林として植えられている程度で
あまり樹木がありません
樹木は大地のダムになり
様々な自然現象を緩和してくれる存在です
更なる効率を求め
今もなお樹が切られているのです
大雨や台風が来たら浸水や河川の氾濫が起こりやすいし
海の土砂は流出しやすくなり海の生き物の生息にも関わります
十勝の風景は本当に大きくて大好きなのですが
実際に訪れても大地がしんどそうに感じるところが見られます
需要があるところに経済が流れるのですから
私たちの毎日手に取るものがどんな背景を持ってどんな影響があるものなのか
そこに想いを寄せる必要があるのかもしれません
北海道の農業がより大地と調和したものになるために
私たちの消費が未来への投資になるように
在り方が問われているとき
この厳しさがより素敵な未来への道筋となるよう選択をしていけたら、、
そんな風に愛していきたいものです
十勝平野は開拓以前、柏が続く森だったようです
六花亭は時折シンボル的に柏を用います
柏林の中に作られた中札内美術村
今や十勝平野では貴重な柏林が美しく昇華されていて
とてもスケールの大きい愛を感じます
シラカバの里〜小さい丘から展望する世界
爽やかなシラカバ茶を届けてくださっているのは
十勝平野の沿岸部にある大樹町の
“インカルシペ白樺”さんです
インカルシペとは
アイヌ語で“小さな丘の眺望のきくところ”の意味とのこと
白樺は北海道のような北国ではよくみられますが
ひらひらと風に舞う葉や白い樹皮が光と戯れ
爽やかな初夏を演出してくれています
落葉した後も白い樹皮は
太陽の光を纏い、晴れると眩しいほどで
寂しい季節にも明るい世界を見せてくれるように思います
春には樹液が採れ
身体が喜ぶ飲料や化粧品原料となったり
初夏には
若い枝葉からはお茶が作られ
その香りと味はまさに飲む森林浴
夏至の頃には樹皮が剥がれやすくなります
白樺は寿命は70〜80年くらいと樹木としては短命ですが
更新するものはこの時期に切って樹皮をいただき
カゴを編んだり、アクセサリーにすると
引き続き私たちと共にいてもらうことができるのです
白樺の樹皮は寒さから護るために耐寒、耐水、抗菌効果を備えていて
水に強く、しなやかで、腐りにくい性質があり
アイヌの生活にもよく利用されていたようです
樹皮を一部剥がしたものがありました(観察用?)
白樺の樹液を栄養に成長し、最終的には樹を枯らしてしまうのですが
βグルカン(免疫活性)やSOD(活性酸素除却、抗酸化作用)が豊富で
多くの健康効果が注目されています
生のカバノアナタケにはじめて会えて興奮!
2万分の1という確率でしか見られないという幻のキノコなのです
今回は白樺茶作りを教わって参りました
例年5月末〜6月上旬くらいが時期のようです
若い葉がのびのびとしている
ちょうど新緑が眩しい頃ですね
個人的に使う分だけでしたので
軽トラの荷台から手を伸ばして枝葉を一部いただきました
白樺は同じ木に
茶色っぽく垂れ下がる雄花と
緑色で上向きで小さめの雌花がありますが
雄花の方は除いて作るようです
雄花を除きつつ
ハサミで適当に扱いやすい大きさに切ります
何度か水を換えながら念入りに洗います
天日で乾燥
やはり晴れの日が望ましいです
湿気が戻る前に夕方にはハウスへ
一日で葉部分は概ね乾きました
スケジュール的にあとは暑い車内で乾燥(笑)
乾燥できたら
ハサミでチョキチョキするか
粉砕機で粗く砕いたら完成
白樺茶も新茶は最高に美味しいです♡
インカルシペ白樺を営んでいらっしゃる米山さんは
最近お父様から引き継がれましたが
それまではガーナで日本語教師をされたり
現地で見聞きしたことを伝えるために絵本を執筆されたり
今でも冬の間はガーナを拠点にボランティアで絵本の読み聞かせをされています
なぜガーナへ行かれたのでしょう?
米山さんは子どもの頃に見たポスターで
アフリカの飢えた子どもの写真にショックを受け
なぜこんななことがあるのかと
アフリカへ行き現実を見に行きたいと思われたのだそうです
その子どもの頃の想いは失われることなく
大学時代に出会った留学生とのご縁でガーナへ
その後日本語教師の資格を取得し現地でご活躍されます
こちらは米山さんが執筆された
奴隷貿易の話を題材にした絵本です
- 作者: よねやまひろこ,エドモンドオパレ,Edmund Opare
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: 大型本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
“インカルシペ白樺”でも子供たちを対象に
自然の中で新しい世界を見てもらうような活動をされたり
今後は大樹町に農業技能実習に来ている外国人向けに
日本語教師としてフォローするだけではなく
日本や他の実習生との交流の場を設けていくなど
ご活躍の場は本当に幅広いです
白樺の可能性についても
大学の先生などの協力を得て精力的に研究されています
白樺の特性を活かした商品開発もOEMで進んでおり
発売もそう遠くはないようです
アフリカで出会った素材と白樺の融合
北海道とアフリカの架け橋になるような商品とのことで楽しみです
様々に活動されていますが
想いは平和への願いのため
ターゲットの主軸は子どもたちです
未来を作る子どもたち、若い人たちに
大切なことを伝えていくこと
見ていらっしゃる世界が本当に広く大きいです
フィンドホーンのフラワーエッセンスによると
白樺の花のメッセージは“知覚とビジョンの拡大”とのこと
白樺は先駆種、パイオニアであり
他の樹が育ちにくい裸地に先駆的に根付き
土地を豊かにして他の樹が育ちやすい環境を作るのです
小さいときから白樺とともに過ごし
自然とシラカバのエッセンスを受け取っていたことが
米山さんのご活躍のベースにあるのではないだろうかと
しみじみ感られたのでした
“インカルシペ白樺”
その小さい丘から眺望されるのはとても大きな世界なのでした
ヨモギに逢う旅②
4MGさんのオオヨモギが育つのは
美しい大雪山系を臨む素晴らしいところ
美瑛に特徴的なアップダウンの多い地形の中で
丘の中腹にあり
隣接する林から豊かな栄養をもらいつつ
ほとんど人目にも触れずひっそりと元気に育っています
周りの植物も多種にわたり
たくさんの虫や鳥などの小動物とも共生しています
周りにはタンポポ、スギナ、クローバー、スイバ、ヒメスイバ、オオバコ、ヒメジョオン、フキ、セイタカアワダチソウ(?)、オトギリソウなどなど
陽当たり大好き陽性植物仲間たちと共にいます
調和している環境だからなのでしょう
ヨモギも虫食いが少なくとてもキレイ(もちろん完全な農薬肥料不使用)
おかげでお茶作りも楽なのだそうです
ワラビもいっぱい(ホクホク)
立ち枯れた昨年?のヨモギに
空になった小さな蜂の巣
美しい鳥の声やエゾハルゼミの合唱も
大自然の協奏曲を盛り上げます
隣接したシラカバの林の中も
ベニバナイチヤクソウとヨモギのツーショット
ベニバナイチヤクソウは紅花一薬草と書きます
薬草として全草を用い、生薬名は鹿蹄草
リアルに活用しているという話は聞かないのですが
何やらこの絵にメッセージ性を感じますね
青みがかった緑と赤のコントラストが素敵♡
写真を撮り忘れたのですが
クルマムグラっぽいかわいい花も咲いていました
奥に進むとシダのような陰性植物がメインに
ヤッター!
植物たちの様子を見ていて
これからもっと豊かな林になっていくのだろうなぁと感じ
また訪れる楽しみがいっぱい
このような自然とともにあるヨモギなのです
そしてさらにヨモギ茶を美味しくしているのが
何と言っても
梶さんの“愛”
最強のエッセンスです
素敵な笑顔!
その愛の根底にあるのは
女性の命が輝くようにとの願い
癌の苦しみを味わい尽くしたからこそ与えられる愛
バイタリティあふれる梶さんですから
その愛を届けるためのビジョンはもっと先を見ています
体調の安定しない癌患者さん(婦人科系)の働く場であると同時に
自然の中でヨモギとともに在ることで癒され
生きる希望を持つことができるような環境を作っていけたらと
そしてさらには
医者や看護師がいて医療設備が整った
安心してヨモギとともに療養できるような施設を作りたいのだそうです
実際に癌を乗り越えた(経過観察中)からこそ癒せるものがある
流行最先端、アパレル系でバリバリ働いていたからこそ
デザイン、ブランディングにもこだわり感性豊かな女性に響くものがある
人生紆余曲折、でも無駄なものって何もないのですよね
ほんとうに
大丈夫よって包み込む器
命を育み、豊かさを生む器
大きな女性性
ヨモギはまさにハーブの女王
ヨモギの裏面のシルバーのような色は
どこか月を思わせ
その血への働きは女性のバイオリズムとも深く関係します
ヨモギの属名Artemisa
深く出逢うほどに
その意味に改めて感動するのです
ありがとう
また逢いにくるよ
草かんむりに“逢”で“蓬(ヨモギ)”
今回の旅で私もヨモギへの愛がより深まりました
梶さん
美瑛の方々
ヨモギや草花、虫や動物たち
本当にありがとうございます
いただいた新茶もたまらなく美味しい
改善を加えられたそうで
昨年よりも美味しくなっています
香りがとても豊か
これからの季節はヨモギの冷茶もオツなものです
最後に梶さんおすすめのヨモギ撮影スポットより
美瑛らしい素敵な風景です♡
ヨモギに逢う旅①
Pirkamerでお取り扱いしている北海道ハーブの里巡りの旅
ご存知、ヨモギはとても生命力が強く
全国の山野、道端など至るところで見られます
よもぎ餅やお灸などに用いられ、私たちにとって身近な野草
アイヌでもnoya(もみ草の意)と呼ばれ、食用、薬用、魔除けなど文化や信仰の中で重要な役割を果たしてきました
土地によって微妙に姿形、種が異なりますが
北海道に生えているのは南方のものに比べて背が高く大きいものです
主にオオヨモギ、またの名をエゾヨモギ、ヤマヨモギと呼ばれるもので
学名はArtemisia montana
生薬の艾葉として用いることができます
属名Artemisiaは古代の神話に登場する月の女神アルテミスに由来
アルテミスは豊穣と多産の守護神とされ
婦人病にヨモギをよく用いたと言われているそうです
神話って実話かどうかというより
宇宙の仕組みがシンボル的にストーリーとして表現されているもの
潜在意識に浸透しやすく深い理解へ導いてくれるものなのかなぁと
Pirkamerで扱わせていただいている
4MGさんのヨモギ茶との出逢いは
旭川のカフェで販売されていたものを購入したことからでした
それがヨモギ茶の概念が変わるくらい美味しかったのです
長年アパレル系でバリバリ仕事されていましたが
数年前に卵巣癌ステージ4宣告を受けます
癌と向き合い、自分と向き合い、生命と向き合う中で
周りの仲間に助けられ
ヨモギのお茶に出逢い
そして何より自らの強い意志で未来に臨み
現在は経過観察中というところまで快復
ヨモギのお茶を伝えるという大切な使命を遂行されています
梶さんが助けられ、生きる希望を見出したように
ヨモギが婦人科系疾患の方の希望の光となるよう
ご自身とても勉強されています
製品の質にも大変こだわり
ヨモギの生育環境、状態、加工法に
情熱を注いでいらっしゃいますので
事業を進めていく中で
その想いを試されるような障害が様々に訪れ
ヨモギ茶作りの継続を迷われたこともあったそうです
それでも
癌の苦悩も
ヨモギ茶を作っていく中での障害も
振り返ればここに辿り着くためのお導きだったと
そう思えるような選択を重ね、現実を創ってこられたのです
そこには
ヨモギ茶を楽しみにしてくれるお客さんや
ヨモギ茶作りを助けてくれる地元のお友達やご家族の存在がありました
季節はめぐり
また春が訪れます
冬の間に深い雪の中で秘めていたエネルギーは芽吹き
オオヨモギもぐんぐんと生長
5月半ばから6月にかけて
梶さんはオオヨモギとともに一年で一番幸せな季節を過ごされています
早朝から晩まで収穫、選別、洗い、乾燥、取り入れ、事務仕事と忙しいながらも
柔らかく素敵な笑顔でオオヨモギに愛を注いでいらっしゃるのです
ここで、ヨモギ茶作りの様子をご紹介します
いつも早朝5:00〜5:30くらいから収穫
朝陽を浴びて輝くヨモギは大層美しいそうです
この日の朝は太陽は出ておりませんでしたが
露を帯びたヨモギが愛おしく思いました
朝に収穫すると昼間の太陽でスムーズに乾燥工程が進むそうです
お茶作りに適したものを選び
来年以降もヨモギが元気に育つよう配慮しながら、、
だいたい2時間ほど収穫
ハウスへ運びます(車で20分くらい)
葉っぱの一枚一枚の表裏を丁寧にチェック
虫が付いているもの、虫食いのあるものを除いて
茎から外していきます
ある程度たまったら
洗濯機で洗浄、脱水
洗い上がりシャッキリ
なんだかヨモギも気持ち良さそう
ごみ取りネットにはヨモギの繊毛が回収されます
いわゆるお灸に使うもぐさですが、ゴミや虫さんも一緒なのでさようなら〜
乾燥場であるハウスは広くはないのですが
とてもキレイに整理されています
ザルを4段に並べられるようになっています
はじめは太陽を当てないように乾燥するため下段の方に広げます
陽に当たるときは上にザルをかぶせて遮光することも
均一にきれいに乾くようときどきひっくり返しながら
上段にあげてゆき
半分乾いた頃合いから日光に当てます
晴れるとハウス内は50〜60度
上段のヨモギ部分は80〜90度くらいになり
天日でよく乾燥、殺菌されたお茶に仕上がります
水出しにもバッチリですね
乾燥の進んだヨモギは
深いシルバーグリーン
天気にもよりますが晴天だと2日間ほどで完了
屋内の湿度の低いところで保管されます
流れがとてもうまくデザインされています
今後はもっと効率良くできるように
ヨモギのすぐそばにハウスを設けられたらとのことでした
4MGヨモギ茶の進化は続くことでしょう
長くなったので記事も次へと続く↓
スペシャルな贈り物
いつもお世話になっている大三坂オフィスで
新たな一歩を踏み出した同志⁉︎が
アメリカで買い付けたヴィンテージファッションを取り扱うPopupショップをオープンされました
amberというショップです
私も20歳前後は東京、代官山の欧風古着屋をめぐり
ワクワクしながら一日中歩き回ったものでした
奇抜なものも多いけれど他にはないようなディテール、テイスト
自分にとってこれ以上ないくらい最高にキラキラしたアイテムと
出逢えるのが醍醐味なのです
そんなワクワクが蘇るようなショップが!なんと函館に!
福を呼ぶ笑顔のオーナーが
愛着をもってセレクトしたアイテムを揃えて出迎えてくださいます
光栄なことにシェアオフィスの管理人様より
この新しい門出のために
ハーブティーのオーダーを賜りまして
初日に納品させていただきました
amberというショップの世界のなかで
オーナー様に大切なインスピレーションをもたらしているという聖母マリアに寄せ
関連のあるハーブを合わせて
優しく包み背中を押してくれるようなハーブのメッセージブレンドとなりました
シンプルながらほんとオーナー様にぴったりのイメージ(もう自画自賛)
太陽のような輝きと柔らかな優しさ
光を受けた琥珀(amber)の中にスミレ色のラベンダーが効いているというイメージも重なっていたりして
Saint Mary
“ありのままのピュアなあなたが
温かな力を発揮していくことで
周りも癒されていきます
その新しい一歩へと優しく
背中を押してくれることでしょう”
このような聖域にハーブメッセージを飾ってくださり感激です
とーっても喜んでいただけて
この上なく幸せなお仕事でした
素敵な機会をくださったシェアオフィスの管理様に
いっぱいに受け止めてくださったamberのオーナー様に
私を通じてメッセージを表現してくれたハーブたちに
このようなご縁につながるこれまでの道程にも
心から感謝するとともに
その気持ちをまた循環させることでお返ししていけたらと思ったのでした
これからも想いをのせたメッセージブレンド承ってまいります
是非ご相談、ご用命くださいませ
Pirkamerの日
3月3日は雛祭り、そしてPirkamer記念日です
オオバナノエンレイソウ
恐れながらPirkamerを象徴する植物とさせていただいてます
北海道の春の森には
この可憐な花が群生するのです
薬草に用いられる術がない訳ではないのですが、基本毒性があり使われません
この方は見ているだけで目からパワフルな薬効が入ってくるようです
三角形と三角形が織りなす幾何学的な美しい世界
三角形は三位一体、父と子と精霊をあらわすパワフルな図形で、創造性や躍動の力を持つと言われます
六芒星は三角形と逆さ向きの三角形が合わさったものですが
陰と陽、女性性と男性性の融合
つまりはより抽象度の高い調和したエネルギーの創造
このお花の場合
完全に統合されたというより
六芒星の要素もあるけれど
三角形の若々しい躍動が残っている感じ
まだ完全ではないけれど
創造のワクワクに満ちている
さぁ北海道の植物と素敵な世界を創って参りましょう
とはいっても
ただ私はこの花が大好き
それだけとも言います
ちなみに私は数秘術的に3の数字を持っているらしいというのはおまけの話
スイノカゴさんでお迎えした
北欧アンティークのイヤリングが勝負アイテムです
(花の種類ははっきりとは分からないのですが)
ホリスティックな繋がりを
Pirkamerでは
ハーブや植物に対し
薬効という氷山の一角だけでラベルを貼るのではなく
植物全体としてとらえ感じてもらうことを大切にしています
それがあなた全体と共鳴する
ホリスティックなハーブとの繋がり
その橋渡しを
Organic Apothecary Pirkamer
ふるさと納税で愛を叫ぶ
今までふるさと納税にそれほど意識が行かなかったのですが
返礼品もいろいろと幅が広がってきているようですね
北海道愛がますます深まり
一つの自治体に住んではいますが
心は北海道全体に住んでいる、そんな気持ちですので
ふるさと納税という形でその愛を表現することにしました
今回選ぶ基準としたのが
☆北海道の自治体であること
☆北海道をより美しくする活動または品物だと思うもの
☆愛を感じるもの
4つの自治体に納税いたしました。
①幕別町
湖水地方の希少植物標本ポストカード
湖水地方の湿原と海岸草原に手付かずのまま息づく、多様性に富む植物たち
一般社団法人湿原研究所が、地元の仲間とグループを組んで植物調査を行い、その一環で植物標本を作ったそうです
押し花アートのプロがいらっしゃったこともあり、とてもクオリティの高い美しい標本
ポストカードはその写真なのですが、植物の姿がイキイキと伝わってくるようです
北海道のありのままの自然がますます輝きますように
そんな想いで繋がるような愛のある企画だと思います
②北見市
poro waccaさんのエゾジカひき肉500g×2
鹿肉は低脂質で鉄分が豊富、なんとDHAも含まれるそうです
こだわりの加工処理をされていますね
とっても美味しかったです!
私はお肉はジビエをたまにいただく程度なのですが、poro waccaさんにはこれからも通販でお世話になりたいと思います
北海道本格熟成エゾシカ肉専門店 poro wacca ポロワッカ
人の営みによって乱れたバランスに、人の想いで調和を取り戻していく
素晴らしい取り組みに一票!
③根室市
VOSTOK laboさんのチーズクッキーとコーヒー
北海道の恵みで作った野生生物フクロウのクッキー
VOSTOK laboさんはinstagramでいつも拝見しているのですが、とっても素敵なのです
オジロワシのクッキーなどもかわいい!
根室に行ったら是非訪れたいと思います
オサレ北海道なのだ♡
④美瑛町
小さなパン店 リッカロッカのパンセット
内容は《ベーグル6個、丸パン4個、塩パン2個、ミニ食パン2個》のものを選択しました
このお店は昨年何度か訪れたのですが、ロケーションも素晴らしく気持ちの良いパンカフェです
隣は小麦畑
カフェは撮影しませんでしたが木の温もりと抜けるような美瑛の景色を味わえるとても素敵なカフェでした
美瑛産、北海道産、有機栽培のものを使った無添加の優しいパンたちです
同じ税を納めるでも
吸われるような受動的納税だけじゃなくて
一部だけでも積極的、選択的納税を
素敵な仕組みじゃないですか♪
税の用途はいずれも自然環境保全でお願いしました
ふるさと納税を積極的に活かして
少しでも北海道の美しい循環に繋がっていこうと思います
北海道のモミの木
まもなくクリスマス
あちこちウキウキするような装飾で彩られていますね
クリスマスツリーと言えば“モミの木”ですが
モミ属はラテン名でAbies(永遠の生命)と言われています
寒い冬も青々と葉を落とさず、一般にとても長寿
冬至過ぎ、陰極まったところに陽が生まれてくるキリストの誕生日
モミの木の成す美しい三角形は、三位一体(父と子と精霊の関係)を表すということからも特別な意味を持っているようです
さて、北海道にはAbiesに属するトドマツがたくさんあります
道北に位置する下川町では、森林組合により間伐された木の枝葉を活用して
芳香蒸留水や精油を作っているとのことで、伺って参りました
“フプの森”さんです
残念ながら蒸留のタイミングには合わなかったのですが、、
(森林組合の間伐次第で、蒸留の日程の分かるのが数日前だったりするので)
こちらは蒸留機です
トドマツの蒸留に合わせて地元で作ってもらったというオリジナル蒸留機だそうです
他に、アカエゾマツ(同じマツ科だが、モミ属ではない)も入れば蒸留されますが、材料として入ることが少なく採油率も低いため量産は難しいようで(香りはとっても魅力的で個人的にもお気に入りです)
ヨモギやシラカバも低い採油率のため、精油単体としてではなく芳香蒸留水やブレンドした製品としての展開です
また、トドマツは蒸留を少し短めにすることでより質の高い蒸留物とし、成分の残った葉を活用して枕も作っているそうです
森林浴のリラックス効果を寝室へ
嗅がせていただきましたけれど、蒸留した後のものなので程よくマイルドな香りでした
近年、ナルークというシリーズも作られ、おしゃれに北海道の森を取り入れるラインナップも増えています
そして、製品はどれもデザイン性が高くとてもクール!
素敵なホームページではその世界観に触れられますよ
(ちなみにフプとはアイヌ語でトドマツのこと)
蒸留の現場には立ち会えませんでしたが
スタッフの方に間伐の現場へ連れて行っていただくことができました
むしろ私にはこっちの方が嬉しいかも!!
万一のために、作業も可能な上着とズボン、長靴も持ってきていて良かった♪(準備良すぎ!?)
ほんと嬉しい♡
トドマツの樹皮はトドのような特徴的模様です
間伐された木の枝葉
いい香り〜
トドマツにはリモネンも含まれ、柑橘系の爽やか香りに癒されます
樹脂が付いてベトベトになるので触るときには要注意
軍手が必需品ですね
樹皮の表面にはぷっくりと膨らんだ樹脂の入ったツボがあり
押すと樹脂が出てきます
そんな豆知識を教えてくださりながら、無邪気に笑うスタッフさんたち
本当にトドマツが大好きなんですねぇ
私もツボを押しながら嬉しくほんわかな気持ちになりました
お土産に抱えきれないくらいのトドマツの枝葉もいただきまして
とても温かいご案内ありがとうございました
今度は是非蒸留のタイミングでも伺いたいです
“フプの森”
下川の温かい人たちに出会い
ますます大好きなブランドになりました
今頃、真っ白の森になっているんだろうなぁ
下川の森に思いを馳せながら
モミの香りに包まれ
冬の時間を味わう幸せ