ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

2019-01-01から1年間の記事一覧

ベツレヘムの星

ある美しい日 素敵な教会に舞い降りた ベツレヘムの星は レモングラス味 奇跡に導かれたその宝石に キスをしたら すべてが赦され 新しい導きの星となって 宇宙の彼方へと消えた ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ 大切な日に贈られた、愛の満ちたゼリーを 美味しくいただき…

妖精たちの祈り

今年も 「世界に一冊だけの本・展」の時期がやってきました 昨年をご存知ない方はこちらへ pirkamer.hatenadiary.com 今回は“妖精たちの祈り”がテーマになっています 植物の中にある軽やかな聖なるエッセンス 古来より植物は信仰とも縁が深いのですよね 作り…

鳥兜

その気高きもの 毒をもって阻み 不用意には近づくことができない 知恵ある選ばれしものだけが その無限の愛に触れる けれど愛は全てのものの帰りを待っている トリカブトは不思議な気高さを放っています 紫の烏帽子のような花のかたち (英名Monkshoodは修道…

秋桜

秋の桜と書いてコスモス 北海道では7月から咲き始め いち早く秋の気配を連れてきます 英名も学名もCosmos 宇宙Cosmosと同じ名を持ちます 古いギリシア語Kosmosから由来 秩序整然とした統一体としての宇宙。または、世界。 秩序。調和。 〜デジタル大辞泉 星…

木漏れ日の中で

いつもこちらのブログを読んでくださり本当にありがとうございます Organic Apothecary Pirkamerは 2018年3月3日より たくさんの方々に 助けていただきながら 様々に試行錯誤をしてやって参りました 開業当初は素敵なシェアオフィスをスペースをお借りして …

彼の岸

彼岸花はお彼岸の頃、ちょうど今ごろに花を咲かせます 全草に毒を持ち 土に穴を開けるモグラやネズミを避けてくれるので 田畑の畔や墓地などによく見られる花 死やあの世を連想させ、不吉な怖いイメージもあります 花言葉も「あきらめ」「転生」「独立」「再…

五情について

中国思想ではあらゆるものを木火土金水のバランスで見ていました 感情についても 怒り、悲しみ、喜び(楽)、憂い(思)、恐れを 五情として木火土金水に配当します でも、私はこの五情のバランスをどこかちぐはぐに見ていたことに気づいたのです 楽しくて喜…

今という花

ハマナスの蕾と要塞跡(函館山にて) これまでの記憶も これからの可能性も すべて今ここにあります 与えられている流れを読み 滞っているところがあれば 丁寧に浚ってゆきます 与えられているものを無視して 今という花を踏みつけていないか こんな自分なん…

内なる花

恋い焦がれていた 今しか出会えない妖精 好きな花はたくさんあるけれど 落葉樹の林床に咲く 可憐な春の花が特に好きです 春の発揚とともに 一気にあふれる喜び 束の間の開花がとても愛おしい 森の落ち葉のふかふかベッドの中で 冬の間はじっと内的に過ごし …

ヨモギの里

今年も愛しいヨモギの里を訪れました 美しいヨモギ畑 雪残る大雪山 山から流れてくる豊かさと人の営みとの間にあるもの (ヨモギのハウスでの作業風景、今年はさらに現地でのご縁が深まりますますパワフルな4MGさん♡) そこここに神様を感じる ここに来ると…

言葉は半分

言葉は半分 伝えるけれど すり抜け 受け取るけれど 流れてゆきます その言葉の意味は 話し手受け手の前提で変容し 多くは見せたいもので 飾り立てられて それぞれが受け取りたいものを 受け取っています 発される言葉の中には 真実はなかったりして ずっとず…

ここにあるもの

朝の澄んだ光 呼吸できるということ 水が飲めるということ 緑の美しいきらめき 雨のしとやかさ 太陽の温もり 愛する人の笑顔 思いを言葉に紡げるということ 伝える相手がいるということ 家に明るさが灯るということ 温かいご飯が食べられるということ 豊かさ…

チベットの精神医学

色心不二 自他不二の生命観に根ざした 医道即仏道の チベット医学の粋! とある古本屋で 帯の言葉に引きつけられ出会った 一冊の本が面白すぎます チベットの精神医学―チベット仏教医学の概観 作者: テリークリフォード,Terry Clifford,中川和也 出版社/メー…

信仰

信じること、信仰は素敵なことだと思います ただ、それが盲目的になっていないかどうか 不安や自分への否定の苦しみから 逃れ、目を背けるために 自分の感覚を塞ぎ、盲目的に仰いでいたら その信仰の対象がなんであれ(イデオロギーでも学びでも) 自分から…

器を育む

ヨモギは女性性の器という言葉がしっくりくる (オオヨモギArtemisia montanaまたはヨモギArtemisia princeps) 愛の器 包容力 懐の大きさ Being そこに存在しているということ そこへの圧倒的な肯定感 温かい血液という愛を巡らし 心を鎮め穏やかに柔らかに…

大きな木に心を重ねて

悩んだとき 苦しいとき 行き詰ったときは この視点、この視座には答えがないのかもしれません 問題を凝視する目を外して リラックスしてみましょう ぼやっと抽象的であるのとは違い 抽象度が高いというのは多くの情報量を含みます 大きな木に心を重ねてみま…

存在の魔法

“私は完璧” メリーポピンズ 彼女の存在はとてもスマートで美しいのです きっとその自己肯定感は 魔法を在らしめている大事なポイントなんでしょう 困った時はひっくり返って見てみたら 違った景色が見える! 暗いときは小さな火を灯そう それは生涯あなたを…

冬の終わりに寄せて

明日は節分 暦の上での冬は終わろうとしています 冬は自分の根っこと向き合う季節でしたので それが脅かされる恐れが現れやすい 五情の中でも恐れという感情が配当されます 適切に働けば、恐れは生命を守る感情でもあります とはいっても 感情が連鎖して大火…

おかあさん、ずっとみてて。

sp.walkerplus.com sp.walkerplus.com 何でもないシーンなのに なぜかジーンと泣けてくる 気持ちの最も根っこにあるものなのかな 一番ピュアな気持ち 自分であれやこれやと ややこしくしてはいるものの 結局はここから始まっているのかもしれない 試しに こ…

善か悪か ポジティブかネガティブか 安楽か困難か 豊かさか貧しさか 好きか嫌いか 幸せか不幸せか 自由か不自由か どちらの極にも きっと答えはなくて 極のどこかに執着すると 流れが悪くなる その二元世界から脱けて 両方を眺められたときに 自在に選び取れ…

大切なものを愛するということ

人は誰も大切なものを 抱きしめて生きていて 傷付け合ってしまったあの人とも 握りしめて守っていたものが違っただけで いつか笑い合えることもあるのかもしれない そんな世界も愛おしいけれど 大切なものの絶対性を 軽やかに手放す自由さがあれば 随分と生…

内なる時間

トケイソウ その名は花のかたちが時計に見えることに由来しています (写真:Wikipediaより) 時を刻む花 そして時の刻まれた花 英名パッションフラワーPassion flower パッションは情熱ではなくキリストの受難のことを指すとのこと (情熱のpassionと受難の…

美しい女性

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 美しい女性を表すことわざです このような女性でありたいもの 様々な受け取り方があるようですが これらの花の地下部は生薬として使われ 用いると美人になるという裏メッセージもあるとかないとか、、 なんとも興味…

キハダの恵み

以前、ワークショップに参加したときに みんなで作ったキハダ軟膏が秀逸だったのですが 使い切ってしまったので自分で作ることにしました 原料となるキハダの内皮 生薬名オウバク、肌や胃腸の炎症を冷ましてくれる苦〜い薬です でもミカン科なので爽やかな苦…

結び目をほどく

枳実(きじつ) カラタチの実、または橙の幼果 熱結実をときほぐす、しこりを消す、気をめぐらし痞えを除く 芍薬(しゃくやく) シャクヤクの根 陰の気を補い、血をめぐらし、筋肉を潤す よって引きつり、痛み、凝りを柔らげる これらの生薬は ペアで処方に…

眠れない

全然眠れないという方 私も、少しでも睡眠の質が悪いと次の日とても辛いから 眠れないって本当に辛いだろうなって思います その方はご主人の介護のためにストレスが強く 時折、胃の方につらい痛みもある 消化管の鎮痙薬がよく効くらしい 睡眠のために強い薬…

どんなスタンス

最近お掃除がより好きになったのですが、それは自分に合うやり方を見つけたからかな 私はいわゆるナチュラルお掃除を採用しています 重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸などをよく使いますが 要は“中和”なんですよね 行き過ぎた極性を中和してこびりついたも…