ヨモギに逢う旅②
4MGさんのオオヨモギが育つのは
美しい大雪山系を臨む素晴らしいところ
美瑛に特徴的なアップダウンの多い地形の中で
丘の中腹にあり
隣接する林から豊かな栄養をもらいつつ
ほとんど人目にも触れずひっそりと元気に育っています
周りの植物も多種にわたり
たくさんの虫や鳥などの小動物とも共生しています
周りにはタンポポ、スギナ、クローバー、スイバ、ヒメスイバ、オオバコ、ヒメジョオン、フキ、セイタカアワダチソウ(?)、オトギリソウなどなど
陽当たり大好き陽性植物仲間たちと共にいます
調和している環境だからなのでしょう
ヨモギも虫食いが少なくとてもキレイ(もちろん完全な農薬肥料不使用)
おかげでお茶作りも楽なのだそうです
ワラビもいっぱい(ホクホク)
立ち枯れた昨年?のヨモギに
空になった小さな蜂の巣
美しい鳥の声やエゾハルゼミの合唱も
大自然の協奏曲を盛り上げます
隣接したシラカバの林の中も
ベニバナイチヤクソウとヨモギのツーショット
ベニバナイチヤクソウは紅花一薬草と書きます
薬草として全草を用い、生薬名は鹿蹄草
リアルに活用しているという話は聞かないのですが
何やらこの絵にメッセージ性を感じますね
青みがかった緑と赤のコントラストが素敵♡
写真を撮り忘れたのですが
クルマムグラっぽいかわいい花も咲いていました
奥に進むとシダのような陰性植物がメインに
ヤッター!
植物たちの様子を見ていて
これからもっと豊かな林になっていくのだろうなぁと感じ
また訪れる楽しみがいっぱい
このような自然とともにあるヨモギなのです
そしてさらにヨモギ茶を美味しくしているのが
何と言っても
梶さんの“愛”
最強のエッセンスです
素敵な笑顔!
その愛の根底にあるのは
女性の命が輝くようにとの願い
癌の苦しみを味わい尽くしたからこそ与えられる愛
バイタリティあふれる梶さんですから
その愛を届けるためのビジョンはもっと先を見ています
体調の安定しない癌患者さん(婦人科系)の働く場であると同時に
自然の中でヨモギとともに在ることで癒され
生きる希望を持つことができるような環境を作っていけたらと
そしてさらには
医者や看護師がいて医療設備が整った
安心してヨモギとともに療養できるような施設を作りたいのだそうです
実際に癌を乗り越えた(経過観察中)からこそ癒せるものがある
流行最先端、アパレル系でバリバリ働いていたからこそ
デザイン、ブランディングにもこだわり感性豊かな女性に響くものがある
人生紆余曲折、でも無駄なものって何もないのですよね
ほんとうに
大丈夫よって包み込む器
命を育み、豊かさを生む器
大きな女性性
ヨモギはまさにハーブの女王
ヨモギの裏面のシルバーのような色は
どこか月を思わせ
その血への働きは女性のバイオリズムとも深く関係します
ヨモギの属名Artemisa
深く出逢うほどに
その意味に改めて感動するのです
ありがとう
また逢いにくるよ
草かんむりに“逢”で“蓬(ヨモギ)”
今回の旅で私もヨモギへの愛がより深まりました
梶さん
美瑛の方々
ヨモギや草花、虫や動物たち
本当にありがとうございます
いただいた新茶もたまらなく美味しい
改善を加えられたそうで
昨年よりも美味しくなっています
香りがとても豊か
これからの季節はヨモギの冷茶もオツなものです
最後に梶さんおすすめのヨモギ撮影スポットより
美瑛らしい素敵な風景です♡