北の嵐山の野草たち
“上川盆地を一望する嵐山。
上川アイヌは
神々と人間の世界をつなぐ場として
チノミシリ(われら祀る山)と呼んだ。
石狩川を丸木舟で上り下りする男たちは
嵐山のまえで衣服を正し
女たちは被りものをとった。
水や獣、虫や器物に化身した神々がひしめく
荘厳な世界(アイヌモシリ)のなかで
人びとは
祈りとともに生きてきた。”
〜旭川市博物館の展示より
この北の嵐山の麓にある北邦野草園
自生種を中心に北の野草が自然の形で収集・保護され生息している
そう、野草天国なのです♡
5月中旬頃、春の可憐な野草たちがいっぱいでした
オオバナエンレイソウが花盛り
エンレイソウって三角形を重ねた六芒星を大きな三角形が包むような形
会えるとすごくときめくお花♡
(北海道大学の校章にもなっています)
ニリンソウもまだ楽しめました
おひたしにいただけます
トリカブトと間違えないよう花が咲いてから採った方が安心
シラネアオイの群生
六花亭ファンとしてもたまらない
とても美しい名
アイヌの人びとはお茶にして飲んだそう
他にもたくさんの野草たちが花を咲かせていました
上川アイヌの笹ぶき住宅(チセ)も展示されていたり
季節により入れ替わり咲いていくたくさんのかわいい野草たち
こちらでだいたいの見頃が分かります
北邦野草園(嵐山公園) ||| 『あさひかわの公園』 - 公益財団法人旭川市公園緑地協会 -
この場所にこの野草園があるのが本当に素晴らしいと思います
また、野草園入口にある嵐山公園センターでは
嵐山を中心に旭川の草花の調査・研究を行い
北の野草を守る努力をしておられるのです