ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

大切なものを愛するということ

人は誰も大切なものを 抱きしめて生きていて 傷付け合ってしまったあの人とも 握りしめて守っていたものが違っただけで いつか笑い合えることもあるのかもしれない そんな世界も愛おしいけれど 大切なものの絶対性を 軽やかに手放す自由さがあれば 随分と生…

内なる時間

トケイソウ その名は花のかたちが時計に見えることに由来しています (写真:Wikipediaより) 時を刻む花 そして時の刻まれた花 英名パッションフラワーPassion flower パッションは情熱ではなくキリストの受難のことを指すとのこと (情熱のpassionと受難の…

美しい女性

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花 美しい女性を表すことわざです このような女性でありたいもの 様々な受け取り方があるようですが これらの花の地下部は生薬として使われ 用いると美人になるという裏メッセージもあるとかないとか、、 なんとも興味…

キハダの恵み

以前、ワークショップに参加したときに みんなで作ったキハダ軟膏が秀逸だったのですが 使い切ってしまったので自分で作ることにしました 原料となるキハダの内皮 生薬名オウバク、肌や胃腸の炎症を冷ましてくれる苦〜い薬です でもミカン科なので爽やかな苦…

結び目をほどく

枳実(きじつ) カラタチの実、または橙の幼果 熱結実をときほぐす、しこりを消す、気をめぐらし痞えを除く 芍薬(しゃくやく) シャクヤクの根 陰の気を補い、血をめぐらし、筋肉を潤す よって引きつり、痛み、凝りを柔らげる これらの生薬は ペアで処方に…

眠れない

全然眠れないという方 私も、少しでも睡眠の質が悪いと次の日とても辛いから 眠れないって本当に辛いだろうなって思います その方はご主人の介護のためにストレスが強く 時折、胃の方につらい痛みもある 消化管の鎮痙薬がよく効くらしい 睡眠のために強い薬…

どんなスタンス

最近お掃除がより好きになったのですが、それは自分に合うやり方を見つけたからかな 私はいわゆるナチュラルお掃除を採用しています 重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸などをよく使いますが 要は“中和”なんですよね 行き過ぎた極性を中和してこびりついたも…

“顕”になる

先日まで開催されていた “世界に一冊だけの本・展” 『ピリカメル草樂図譜』という作品を出展していたことは こちらの記事でも紹介しておりましたが pirkamer.hatenadiary.com この展示はご来場の方々からの 感想のお手紙をいただけるという 素敵なシステムが…

未来に希望を送るお屠蘇作り

お屠蘇という文化をご存知でしょうか その名の意味は 『邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる』 などいくつかの説があります 大晦日の夜に 数種類の生薬を日本酒やみりんに浸け込み 翌朝、生薬を取り出しいただくもの 邪を退けたり 巡りを良くしたり 体を温めてく…

サザンカの咲いた道

さざんか さざんか 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き 〜童謡“たき火”より〜 めっきり花の少なくなるこの季節に 至るところで鮮やかなピンク色を咲かせていたサザンカ (あ、北海道にはなくて東京で逢いましてん♡) その分厚めの葉で 太陽の光を一年中…

ピリカメル草樂図譜

憧れの“本草図譜” 薬用植物の在り様をイキイキと描いた 東洋のボタニカルアート 江戸時代にはカメラというツールがまだ使えなかったので 美しい挿絵の本草書(薬についてまとめた本)がよく描かれたようです 心のどこかで 私もこういう表現をしたいなぁと思…

ヤドリギ

函館元町の素敵な花屋BOTANさんで 愛しのヤドリギと出逢い 家にお迎えしました いつもは高い木の上を見上げるだけの遠い憧れ 地面に落ちた欠片を拾うささやかな喜び ちょっとその枝をわけていただき 近くで愛でさせてくださいな ヤドリギは半寄生植物 光合成…

堀田先生

北海道医療大学の堀田清先生が 憧れのスロウに掲載されていました 先生の世界観、植物観、薬草観はとても素敵 ぶっとんだこともどんどん発信しちゃう 植物、自然への深い愛があるからこそ! 薬学から未来に希望のエネルギーを注ぎまくる堀田師匠 私も遅れば…

冬の訪れ

11月7日冬立ちぬ いよいよ冬が始まりました 冬の三月、此れを閉蔵と謂う。(冬の三ヶ月間を閉蔵という) 水冰り地拆く(水は氷り、地は凍てつき裂ける) 陽を擾す無かれ。(このときはむやみに陽を乱してはならない)又は(陽もその厳しさを柔らげることがで…

エント〜アイヌのハーブ

アイヌ文化と縁の深い白老町で アイヌのハーブ、エント(和名はナギナタコウジュ)の収穫にご一緒させていただきました Pirkamerでもお取り扱いしている“ポロト母さんの会”の取材も兼ねたお手伝い♪ これがエントです 今の時期はもう枯れて種をつけていますが敢…

秋の戯れ

秋の山歩きは色との戯れ 見頃より前の、紅葉のはじまりもとっても楽しいのです 少し色あせた緑 黄色へと退色したもの 赤く色づいてくるもの 少し紫を帯びるもの 退色が進み白っぽい色や茶色になったもの 秋のキク科の花は色味が深まる 落ち着いた雰囲気の中…

Holy spring

Original blend herb tea “Holy spring” ホーリーバジル ラベンダー ジャーマンカモミール ラズベリーリーフ ヤグルマギク あなたの内から湧き出す 神々しく清らかな泉が 大切なものを癒してゆきます それは世界を巡り 再びあなたを満たすでしょう

生命の海

北海道の秋 大海で育った鮭が産卵のために 川を遡上しふるさとへ帰る 鮭は過酷な遡上に耐えうるよう 筋肉に抗酸化物質のアスタキサンチンを溜め込むらしい (それが鮭の身の赤い所以で、産卵直前には皮膚と卵に移行するというから更に感動的) こうして誰に…

時間の花

自分の中にある美しい花 世界は愛から始まっている そんなチャンネルの選択もできるみたいです

秋が満ちている

9/23は秋分の日 陰と陽が等しくなり 真東から太陽が昇り、真西から太陽が沈みます 陰と陽がかき混ざり変容して 創造物が生まれる そのバランスが最も調和する日

えりもの秋は宝ものいっぱいの秋

太平洋に突き出た襟裳岬 ここは日本屈指の強風地帯 かつてここに砂漠が広がっていました 途方もない困難を超え、この不毛の地に緑を取り戻したという物語があります

秋立ちぬ

立秋、夏が極まり秋の氣配が立ち始めるとき 季節の運行と調和して過ごしましょう 秋は肺の活発になる季節 秋は感謝の季節 深い呼吸とともに豊かな秋を

夏の土用の養生

今日から夏の土用 活動的にエネルギーを外に発散していく夏からだんだん中へと納めて形にしていく秋へ向かう変わり目の時です 体調や運気を乱しやすい土用の過ごし方、整え方について

一緒に世界を駆けて行く

犬の散歩中に想うこと 自分の信じることを大切にでもあとは委ねて 内なる主人と一緒に世界を駆けて行こう

Pirkamer文庫から

Pirkamer文庫から本のご紹介 “星々と木々〜ゲーテシュタイナー科学への道” 白樺についての理解を取り上げています

紫雲膏が口紅として最高という話

紫雲膏の口紅としての素晴らしさを語ります 口紅をストレスに感じる女性にオススメ そのなかでものびが良くて心地よいものをご紹介

梅雨の過ごし方とハーブと

北海道は雨続きで体調を崩している方も少なくないでしょう 心身にこもった湿気に対処して 軽やかに爽やかに過ごせますように 感覚を大切に自分をいたわりましょう ハーブが優しく寄り添ってくれます

大地の呼吸

私たちの心身の呼吸と大地の呼吸 風通しよく整え、気持ちよく巡らそう マクロコスモスとミクロコスモスは相似形なのだから

これからの愛し方

自然との関係、その在り方が問われるとき 私たちは何ができるでしょう 自然と調和した北海道の未来のために

シラカバの里〜小さい丘から展望する世界

Pirkamerの北海道ハーブの旅“シラカバの巻” 小さな丘から見えたのは大きな世界 シラカバのパイオニア精神 光と風と戯れる 喜びとともに