以心伝心〜オオカメノキ
大亀の木(オオカメノキ)の白い花が
春の山を清らかに装います
純白のブーケを連ね
祝福の調べが
静かに重なり合います
大亀の木は
なんともかわいい芽を付けて
冬を越します
冷たく研ぎ澄まされた空に
アンテナを張っているかのよう
春になると
閉じていた花芽が少しずつ開き・・
純白の集合花を咲かせます
外側の目立つ花は装飾花と言われ
虫を惹きつけるためのものです
それらが横に連なり
さらに大きなブーケのようになって
私たちの心をも惹きつけます
夏にはまあるい大きなハートの葉っぱを
ふわりと広げ
秋の実りや紅葉も美しく
一年中目が離せません
熟した実でお酒を漬けると美味しいらしいです(飲んでみたい♡)
これまで明らかにされている薬効はなさそうですが
何か素敵な力があるように思われてならないのです
大亀の木の名は、その葉が亀の甲羅に似ているからと言われ、大神の木から来るとの説もあるようです
葉は虫に食われやすいことからムシカリ(虫狩)という名前もあります
大亀の木の花言葉は
“以心伝心”
花が連なり
大きな一つとなるように
冬の花芽が何かを感受するように
悠久の歩みが全てここに重なるように
言葉がなくとも感じ合うものがあります
それを繋ぐのは愛
私たちもそんな風に繋がれる
これからはもっと