ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

冬の終わりに寄せて

明日は節分

暦の上での冬は終わろうとしています

 

冬は自分の根っこと向き合う季節でしたので

それが脅かされる恐れが現れやすい

五情の中でも恐れという感情が配当されます

適切に働けば、恐れは生命を守る感情でもあります

 

とはいっても

感情が連鎖して大火事を起こしたり

ずっと持続してしまうのは

健全とは言えません

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この時期の医療機関

風邪引きさんやインフルエンザかもしれないという人たちでいっぱい

 

冬の終わり

土用でもあり

体調の崩しやすい時期ですが

 

ちょっと鼻水が出ただけで病院にかかったり

ちょっと熱が出ただけで解熱剤飲まなきゃとなったり

インフルエンザかもしれないと医院に列をなしたり

 

どうかもっと自分軸で!

 

鼻水も発熱も自分の反応であって

簡単に無きものとするのは自分への否定です

 

鼻水が出たら出せばいいのです

そして何で出す必要があるのか考えてあげる

 

環境が合わないなら、環境を整えてあげる

冷えているなら、温めてあげる

水分過多なら、調整してあげる

入ってきたウイルスに応答しているなら、感謝して鼻をかむ

 

発熱によって

酵素反応が活発になるわけだから

37、38度くらいならむしろ歓迎してもよいわけです

※ただし、40度を超えたりするとタンパク質にダメージが出ます

 

37度くらいで辛くて辛くてという方は平熱を上げた方がいいです

筋肉をつけて、食事も陰陽バランスを考え

心を愛で温かく満たしましょう

 

恐れがある限り

たたいてもたたいてもウイルスは変異を続け

問題が減ることはありません

 

もちろん公衆衛生は必要ですが

敵にフォーカスするのではなくあくまで

自分の場を整えることが大切です

 

 

 

 

春が立てば

冬の間、大切にしまわれていた気が

初めは寝ぼけまなこだけれど

少しずつ外へと向かい

のびのびと外へと巡る季節となってゆく

 

冬の土用はその季節を控え

自分の土台を安定させることが最も大切な時期

今はその総仕上げ

 

大切にこの節目を過ごし

素晴らしい春の訪れを静かに祝福したいものです

 

 

 

冬の夕暮れ

ピンクに染まった雲が

桜の木に花を咲かせているかのよう

 

北海道はまだまだ寒い雪の日が続きます

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