ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

言葉は半分

言葉は半分

 

伝えるけれど

すり抜け

 

受け取るけれど

流れてゆきます


その言葉の意味は

話し手受け手の前提で変容し

 

多くは見せたいもので

飾り立てられて

 

それぞれが受け取りたいものを

受け取っています

 

発される言葉の中には

真実はなかったりして

 

ずっとずっと

大きな流れの中に

内包されている

一欠片に過ぎないという要素も少なからず

 

言葉尻を大げさにするより

川を流れる一枚の落ち葉のように

ふわりと印象を受け取る方が

お互い楽につながれます

 

取るに足らないということではなく

半分の向こう側を

ちゃんと抱きしめるということ

 

誰の言葉も

もちろん私のものだって

そうだから

 

 


半分だなって眺めていると

どんな表現も、その余白から

前提や想いが立体的に浮かび上がってきます

 

その中に魂があり、ベクトルがある

それこそが世界を創造しているという気がしてきます


表現のパッケージがどんなものだとしても

丁寧に何重にも包まれたその奥には

純粋な思いがつまっている

 

そんな領域がある

 

いつでもその思いに心を重ねていたい

 

そして私も

自然と愛の浮かび上がるような言葉を紡ぎたいのです

 

ゆっくりでいいから

大切に

エッセンスを

抽出するように、、

 

 

言葉は半分

 

だからこそ 

私は言葉を敬愛しています

 

 

 

 

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シソ科植物は

唇形花といって

唇の形をした花を咲かせます

 

楽しいおしゃべりが聞こえてくるようですね

 

スッキリと香り豊かなものが多く 

中性的な美しさ

軽やかな躍動

豊かな表現力が伝わってきます

 

ザワザワしたものではなくて

神経系を研ぎ澄まし

静けさをもたらす一方で

大切なところへ集中してゆくような

真の無邪気さ

 

何ものにも囚われず

軽やかに歌い踊り回るようで

中にはちゃんと一本軸が通っている

 

自分らしい表現

深い知性やハートと繋がった表現

 

そことずれてしまい

不調和が起こっても

つながりを再び通そうとする

自分の中の意志との共鳴

 

そんな対話のお供になってくれるように思います 

 

 

 

 

 

 

ウツボグサ

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カキドオシ

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オドリコソウ

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