ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

信仰

信じること、信仰は素敵なことだと思います

ただ、それが盲目的になっていないかどうか


不安や自分への否定の苦しみから

逃れ、目を背けるために

自分の感覚を塞ぎ、盲目的に仰いでいたら

その信仰の対象がなんであれ(イデオロギーでも学びでも)

自分から乖離してゆき、更に苦しみに悶えることでしょう

 

行き過ぎると

信じたことを肯定するため

信仰を否定するものへの排除に

突き進んでしまうこともあります


偉大な宗教というのはもともと

ピュアで根源的な本質から興ったものなのに

盲目的な信仰とそれを利用する構造とがマッチして

肥大化し、癒着、争い、搾取、不幸をもたらしたと

私は受け止めています


一方的に騙されたとか、陥れられたとか

そういうことじゃないんだと思います

みんなひとつなんだから

 

逆に宗教を一括りにして拒絶するのも

思考も感覚も停止していて

もったいないことです

※私は特定の宗教に所属してはおりません

 

 
まずは自分のハートで感じること

自分の映す世界に目を見開き

呼ぶ声に耳を澄まし

心地よさや痛みを感受し

それを信じ、想いを循環させること


世界とちゃんと向き合い対話し

ハートで感じ、愛を満たすこと


それが自分軸の祈り、信仰なんだと思います

 

 


古来よりアジア南部で信仰と関わりが深かった

ホーリーバジル

 

このハーブが寄り添ってきたのは

きっと盲目的な信仰ではなく

自分軸の信仰

 

その姿、香り、味の中に

鏡に映された神を見たのでしょう


自分でない軸ががんこに居座っていたら

ハートは閉ざされ

ホーリーバジルの声は届きません 

 

心を開き

深い呼吸の中で

その美しい姿を愛で

香りを沁み込ませ

味わい尽くしたなら

胸から温かいものが溢れてくる

 

それは内なる神との再会

自分とひとつである世界との調和を思い出させてくれる

 

自分軸から世界との関わりを調え

クリアにしてゆくことは

呼吸器系、免疫系、神経系、ストレス耐性の向上、脳機能明晰化などという

ホーリーバジルの作用に反映されてきます

 

 ホーリーバジルは確かに多くの人の神性に共鳴したわけですが

これを絶対視することもまた盲目となります

 

何であれ

同じように

愛を感じるものがあれば

それもまた内なる神との対話

 

日によって変わってもいいし

毎日同じでもいい

 

けれどいつでも新しく

神様と出会えること

 

内なる神は今ここにしかおらず

つかまえておくことなどできません

 

信仰は美しく繊細な日々の営みなのですね

なんと素敵なことでしょうか

 

今日も新しく愛を満たすことができますように

 

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