ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

大きな木に心を重ねて

悩んだとき

苦しいとき

行き詰ったときは

この視点、この視座には答えがないのかもしれません

 

問題を凝視する目を外して

リラックスしてみましょう

 

ぼやっと抽象的であるのとは違い

抽象度が高いというのは多くの情報量を含みます

 

大きな木に心を重ねてみましょう

 

長い年月の刻まれた年輪

地に張る根っこから

空を仰ぐ高い樹冠まで

 

周りの生き物を包容し

その存在によって環境に豊かさを与え合っています


この苦しい視点は

細い枝一本だけを見つめていただけなのかもしれません

 

この枝が折れたら

樹木全体の風通しが良くなり

光や鳥たちともっと素敵な関係になれるのかもしれない

 

他の枝や葉や幹や根、花そして実も

種を運ぶ鳥や

花に訪れる虫や

共生する微生物たち

土の栄養

空気の成分

隣接する木々たち

それらが有機的に繋がる大きな森

 

種の記憶

芽吹きの瞬間

幼木のころ

どこかで自分の種から芽吹く未来

時間を超えて全て今に重なる

 

みんなここにつながって循環しています

 

行き詰って見えるとしたら

切り離しているのは自分の見方なのかもしれません

 

大きな可能性の雲の中で

空っぽになって

大きな木の愛に包まれてみましょう

 

空っぽであれば 

どこかに飛んで行くことはなくて

 

切り離して

遠くに飛ばしてしまうとしたら

それは自分の見方の仕業だから

 

きっとそんな空っぽの時間が

幹と根っことの繋がりを

思い出させてくれることでしょう

 

 

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