内なる時間
その名は花のかたちが時計に見えることに由来しています
(写真:Wikipediaより)
時を刻む花
そして時の刻まれた花
英名パッションフラワーPassion flower
パッションは情熱ではなくキリストの受難のことを指すとのこと
(情熱のpassionと受難のpassionとはどうも別語源?)
その特徴的な花がキリストの十字架であるということで布教活動に利用されたとか
花言葉は“聖なる愛”“信仰”“宗教的情熱”
目立つ色かたちのものは人の目を引き
役割を負ってしまうものなのかもしれません
パッションフラワーは古くからあるハーブで
神経を鎮め、緊張からくる様々な症状を和らげます
過度の神経興奮を鎮めてくれるGABAの作用を高め、精神を安定させるのです
※同じくGABAに働くベンゾジアゼピン系抗不安・睡眠薬とは機序が異なり作用自体は柔らかく、また複合的に効いてくるものですが、併用は避けた方がいいでしょう
最近の研究でパッションフラワーは
時計遺伝子の発現を高め、体内時計のメリハリをアップさせるという結果が出ているみたいです
https://www.oryza.co.jp/cms/wp-content/uploads/2017/10/cdcea284c996f8399f176f7817f0be23.pdf
見た目との一致にびっくり
とても興味深いなぁと思います
パッションフラワーは昔から安心して飲まれてきたものですが
どんなことでも一つのものに頼るのは危ういことです
適度な筋肉負荷やヨガ・瞑想などにより
GABAの取り込み力が高まったり、体内合成が増えたり
他の脳に良い様々な因子も高まり
ストレスに反応しづらい神経系に鍛えることができるそうですよ
昼間に心地よい運動をするなどして
主体的に陰陽のリズムを整えることも大切ではないでしょうか
そして一つの助けとしてハーブと良い関係を持てたらいいのかなと思います
皆と共有している時間というのは絶対的なものではなくて
あっという間に過ぎていく時間
ゆるやかに満ちた時間
スローモーションのような時間
外側ではなく自分の内にあるもの
自分のリズムを大切に
自分の中にある時間をどうぞ愛おしんでくださいね
私の大切な物語「モモ」
自分の心の中にある時間の花に出会うシーンが本当に大好き
心の中では毎瞬、唯一無比の奇跡の花が咲いては散って宇宙とハーモニーを奏でているのです
モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
- 作者: ミヒャエルエンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1976/09/24
- メディア: 単行本
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お気に入りの時計
文字盤も針も見えにくい(笑)
どこか違う次元の時間が流れている感じがして見ていると癒されます