ピリカメル

ハーブの輝きが道を照らす

ヨモギに逢う旅①

Pirkamerでお取り扱いしている北海道ハーブの里巡りの旅

今回は美瑛町、4MGさんのオオヨモギです

 

f:id:pirkamer:20180607141341j:plain

 

 

ご存知、ヨモギはとても生命力が強く

全国の山野、道端など至るところで見られます

よもぎ餅やお灸などに用いられ、私たちにとって身近な野草

アイヌでもnoya(もみ草の意)と呼ばれ、食用、薬用、魔除けなど文化や信仰の中で重要な役割を果たしてきました

 

土地によって微妙に姿形、種が異なりますが

北海道に生えているのは南方のものに比べて背が高く大きいものです

主にオオヨモギ、またの名をエゾヨモギ、ヤマヨモギと呼ばれるもので

学名はArtemisia montana

生薬の艾葉として用いることができます

 

属名Artemisiaは古代の神話に登場する月の女神アルテミスに由来

アルテミスは豊穣と多産の守護神とされ

婦人病にヨモギをよく用いたと言われているそうです

 

神話って実話かどうかというより

宇宙の仕組みがシンボル的にストーリーとして表現されているもの

潜在意識に浸透しやすく深い理解へ導いてくれるものなのかなぁと

  

 

 

 

 

Pirkamerで扱わせていただいている

4MGさんのヨモギ茶との出逢いは

旭川のカフェで販売されていたものを購入したことからでした

 

それがヨモギ茶の概念が変わるくらい美味しかったのです

 

  

このヨモギ茶を生産されている梶さんはもともと美瑛町ご出身

長年アパレル系でバリバリ仕事されていましたが

数年前に卵巣癌ステージ4宣告を受けます

 

癌と向き合い、自分と向き合い、生命と向き合う中で

周りの仲間に助けられ

ヨモギのお茶に出逢い

そして何より自らの強い意志で未来に臨み

現在は経過観察中というところまで快復

ヨモギのお茶を伝えるという大切な使命を遂行されています

 

梶さんが助けられ、生きる希望を見出したように

ヨモギが婦人科系疾患の方の希望の光となるよう

ご自身とても勉強されています

 

製品の質にも大変こだわり

ヨモギの生育環境、状態、加工法に

情熱を注いでいらっしゃいますので

事業を進めていく中で

その想いを試されるような障害が様々に訪れ

ヨモギ茶作りの継続を迷われたこともあったそうです

 

それでも

 

癌の苦悩も

ヨモギ茶を作っていく中での障害も

振り返ればここに辿り着くためのお導きだったと

そう思えるような選択を重ね、現実を創ってこられたのです 

 

そこには

ヨモギ茶を楽しみにしてくれるお客さんや

ヨモギ茶作りを助けてくれる地元のお友達やご家族の存在がありました

 

 

 

季節はめぐり

また春が訪れます

冬の間に深い雪の中で秘めていたエネルギーは芽吹き

オオヨモギもぐんぐんと生長

f:id:pirkamer:20180608154637j:plain

5月半ばから6月にかけて

梶さんはオオヨモギとともに一年で一番幸せな季節を過ごされています

 

早朝から晩まで収穫、選別、洗い、乾燥、取り入れ、事務仕事と忙しいながらも

柔らかく素敵な笑顔でオオヨモギに愛を注いでいらっしゃるのです

 

 

 

 

ここで、ヨモギ茶作りの様子をご紹介します

 

いつも早朝5:00〜5:30くらいから収穫

朝陽を浴びて輝くヨモギは大層美しいそうです

この日の朝は太陽は出ておりませんでしたが

露を帯びたヨモギが愛おしく思いました

朝に収穫すると昼間の太陽でスムーズに乾燥工程が進むそうです

f:id:pirkamer:20180607142640j:plain

 

お茶作りに適したものを選び

来年以降もヨモギが元気に育つよう配慮しながら、、

 

 

 

だいたい2時間ほど収穫

ハウスへ運びます(車で20分くらい)

f:id:pirkamer:20180607143141j:plain

 

 

葉っぱの一枚一枚の表裏を丁寧にチェック

虫が付いているもの、虫食いのあるものを除いて

茎から外していきます

f:id:pirkamer:20180607143756j:plain

 

 

ある程度たまったら

洗濯機で洗浄、脱水

 

f:id:pirkamer:20180607144229j:plain
 

 

洗い上がりシャッキリ

なんだかヨモギも気持ち良さそう

f:id:pirkamer:20180607144501j:plain

 

ごみ取りネットにはヨモギの繊毛が回収されます

いわゆるお灸に使うもぐさですが、ゴミや虫さんも一緒なのでさようなら〜

f:id:pirkamer:20180607152442j:plain

 

 

 

乾燥場であるハウスは広くはないのですが

とてもキレイに整理されています

ザルを4段に並べられるようになっています

f:id:pirkamer:20180607144811j:plain

 

はじめは太陽を当てないように乾燥するため下段の方に広げます

陽に当たるときは上にザルをかぶせて遮光することも

f:id:pirkamer:20180607145551j:plain

 

均一にきれいに乾くようときどきひっくり返しながら

f:id:pirkamer:20180607150307j:plain

 

上段にあげてゆき

半分乾いた頃合いから日光に当てます

f:id:pirkamer:20180607150436j:plain

 

晴れるとハウス内は50〜60度

上段のヨモギ部分は80〜90度くらいになり

天日でよく乾燥、殺菌されたお茶に仕上がります

水出しにもバッチリですね

 

乾燥の進んだヨモギ

深いシルバーグリーン

 

f:id:pirkamer:20180607151606j:plain

 

 

 

天気にもよりますが晴天だと2日間ほどで完了

屋内の湿度の低いところで保管されます

 

流れがとてもうまくデザインされています

 

今後はもっと効率良くできるように

ヨモギのすぐそばにハウスを設けられたらとのことでした

 

4MGヨモギ茶の進化は続くことでしょう

 

 

 

長くなったので記事も次へと続く↓

ヨモギに逢う旅② - ピリカメル