北を拓く
網走にある北方民族博物館
北海道だけでなくシベリア、スカンジナビア、アラスカ、グリーンランドなどの民族の暮らし、文化、精神世界に触れられる展示がされています
夏が短く、冬はマイナス20〜30度という凍てつく世界
うかうかしていたら命に関わる
そこにわざわざ挑んだ先人たち
展示からはすごい知恵とバイタリティ、高い精神性とがうかがえます
各民族の衣装
北の土地での実用性を備えます
一番右の細長いフードは子どもを背負うためのもの
美しい装飾品が大集合
独特の文様は自然への畏敬の念や魔除けの意味などがこめられます
アザラシなどの腸を縫い合わせて作られた防水着!!
シャーマンの世界
エスキモーのシャーマンの仮面
人間の世界、動物の世界、超自然的世界が表現されているらしい
近代でも
帯広で晩成社を立ち上げた依田勉三や
クラーク博士に導かれた札幌農学校の学生たちを始めとした開拓者たちなど
想像もつかないような苦労を超えて
失敗の方が大きかったのかもしれないけれど
この土地に描かれた希望の道は
後に続く人たちの光となり
こうして私たちは北海道の素晴らしい恵みと美しさを享受しています
北海道には特別なスピリットがある
北海道の古い史跡や文化には氷を融かすような熱い炎が感じられるのです