ピリカメル

植物とともに美しい世界を創造してゆく

“顕”になる

先日まで開催されていた

“世界に一冊だけの本・展”

 

『ピリカメル草樂図譜』という作品を出展していたことは

こちらの記事でも紹介しておりましたが

pirkamer.hatenadiary.com

 

 

この展示はご来場の方々からの

感想のお手紙をいただけるという

素敵なシステムがありまして

私も決して多くはありませんが

何人かの方から温かいお手紙をいただきました

 

それぞれの方たちの温度が感じられて本当に嬉しく思いました

 

“優しい絵と言葉にはりつめていたものがほぐれ泣きそうになりました”

そう丸く優しい文字で書いてくれた方

 

“装丁、内容共とても興味を感じました

この種の本が好きです”

ギャラリーを営まれている方

 

素晴らしいアイヌのリーダーであった弁開凧次郎と

薬草の勉強を共にしていたというお父様の思い出を綴ってくれた方

 

“心をまぜてくれる効果があり、いろんな感情が降るんですよ”

今回の展示のボランティアをされていたのでしょうか

当番の度に手にとってくれていたという方

 

お母さんに付き合って書いてくれたのかな?

“スんゴクオモシロカッタです”

とイラスト付きでくれた子

 

宝物のような言葉たちです♡

本当にありがとうございます

 

 

 

 

何かをまっすぐ表現する

それに対し帰ってくるものを肌で感じる

 

これで良かったんだと思ったり

この部分はやっぱり違ったかもと思ったり

ここもっと改善できるなと思ったり

そうしてまた表現していく

 

この繰り返し、このやり取りこそが

ピリカメル、そして私の軸を作っていくんだなぁと感じています

本当に有り難くて幸せなことです

 

ピリカメルで活動しはじめて10ヶ月になろうとしています

 

外に出すという筋肉がいかになかったかを思い知りました

今もまだまだ筋トレ中

とはいえマイペースは崩せません(笑)

 

いろいろやってまだまだ形になるものは少ないけれど

世界とのやり取りを通しもっと焦点を合わせていけたら楽しいですね

 

2、3年経ってどんな形になるか想像も及ばないけれども 

 

植物の輝きを見つめ

あなたの輝きを信じ

自然の中の本質を求め

美しい世界を表現すること

 

このことはきっと軸にあり、変わらないような気がします

 

今年を振り返り漢字一文字で表すと

“顕〜あらわす、あらわれる、あきらか〜”かなぁ

ピリカメルを通しまっすぐに表現することを始めた年

自分を隠していたものを少しずつ脱ぎ捨てあらわにしていった年

視界がクリアになりはじめた年

そうして愛を感じ、美しい世界をまるっと受け取ることを知った年

 

ヒリヒリ痛くて、でも幸せで胸がいっぱい

全てご縁の中にありました

本当に本当にありがとうございます

 

きっとまだまだ始まりに過ぎなくて

2019年も楽しみでワクワクなのです

 

 

 

 

 

 

 

素敵な本展で出展していた『ピリカメル草樂図譜』

展示は終了していますが

大三坂オフィスでいつでもご覧いただけますよ

www.hakodateoffice.com

 

 

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植物の美しい輝きが

あなたの中に響きますように!

 

未来に希望を送るお屠蘇作り

お屠蘇という文化をご存知でしょうか

 

その名の意味は

『邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる』

などいくつかの説があります

 

晦日の夜に

数種類の生薬を日本酒やみりんに浸け込み

翌朝、生薬を取り出しいただくもの

 

邪を退けたり

巡りを良くしたり

体を温めてくれるような生薬で構成されています

 

年始にこのお酒を飲むことで

その年の邪気を払い

自分や周りの人たちの健康と幸せを願うのです

  

古風で素敵な文化だなぁと思いますが

それだけではなく

来年をより良いものにするために

能動的に、主体的に

この風習を取り入れるということをオススメしたいなと思います

 

その香り、味、血行の変化など

自分の感覚に心を研ぎ澄ませながらいただき

そうして澄んだ眼差しで未来に臨む

 

ひとつひとつの生薬に触れ

思いを込めてブレンドしたなら

より力強いものになることでしょう

 

はるか昔、中国でこの習わしが生まれたころは

とてもパワフルな祈りだったのではないかと思うのです

  

お屠蘇という文化が

より皆さまの祈りに寄り添えたら素敵

 

そんな思いから

この度、お屠蘇作りの会を催すことに致しました

生薬をブレンドしてお持ち帰り

各自大晦日の夜に浸け込んでいただきます

 

年の瀬のお忙しいタイミング

そしてギリギリのお知らせではありますが(汗)

来年のために心静かに

自分と生薬と未来に意識を向ける時間をご一緒できたら嬉しいです

 

 

 

使う生薬は例えばこんな感じ

陳皮(ちんぴ)、山椒(さんしょう)、桂皮(けいひ)、桔梗(ききょう)、朮(じゅつ)、甘草(かんぞう)、丁子(ちょうじ) 〜写真右上から時計回りの順

※変更の可能性あり

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配合は様々ですがこれが割と一般的な内容(普通はあと防風が入ってきますね)

それぞれの意味をお伝えしますので

五感と向き合いながらお好きなブレンドをお作りください

 

桂皮≒シナモン

丁子=クローブ

陳皮=オレンジピール

そのほかフェンネル、ショウガなどを用い

スパイスメインにして構成すると日本酒だけでなく

ワインでお屠蘇なんてのもいいですね

洋風のおせちなんてのもありますし

 

美味しく笑顔で

素敵な未来を描くことができるなら

そんなフリースタイルもいいかなと私は思います

 

 

細かくしたものをティーパックに詰めてお持ち帰りいただきます

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皆さまにとって素晴らしい2019年になりますよう願いを込めて!

ご参加をお待ちしております

 

※お屠蘇はお酒です

アルコールを飲めない方はご了承くださいませ

 

  

“未来に希望を送るお屠蘇作りワークショップ”

日時:12月29日、14時〜

所要時:90分程度

参加費用:お一人様3500円

持ち物:来年の希望を胸に

場所:大三坂オフィス(函館市末広町18−25 大三坂ビルヂング2F)

北海道函館大三フィス内

www.hakodateoffice.com

 

《お申し込み方法》

メールまたはFacebookinstagramのDMより

お屠蘇作りWS参加希望の旨、お名前、お電話番号、参加人数をお知らせくださいませ

アドレスorganic.apothecary.pirkamer@gmail.com

Facebookhttps://www.facebook.com/pirkamer/

Instagramhttps://www.instagram.com/pirkamer/

 

 

 

 

サザンカの咲いた道

さざんか さざんか 咲いた道

焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き

〜童謡“たき火”より〜

 

めっきり花の少なくなるこの季節に

至るところで鮮やかなピンク色を咲かせていたサザンカ

(あ、北海道にはなくて東京で逢いましてん♡)

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その分厚めの葉で

太陽の光を一年中たっぷりと浴びて

冬に明るさと華やかさをもたらし

咲き終わると花弁一枚一枚にハラハラと散っていく

 

その存在、その色、そのかたち

愛だなぁと思うけれど

バラの愛とは違って

もっと静かな愛

冬の季節に沁み入る愛

花言葉は“困難に打ち克つ” “ひたむきさ”

 

サザンカの実の油は椿油の代用になり良質の油が取れ

新芽はチャノキのように製茶して飲む地域もあり

サザンカ、チャノキ、ツバキはともにツバキ科)

お花も滋養強壮のお茶になります

 

薬としてもなんだか控えめな存在感

控えめでも香りは良くって一味違いますのよ

 

ありがとう、大好き

12月は大切な人たちの愛おしさが深まる季節

寒さの中にその温もりが際立ちます

冬空の下のサザンカのように

 

皆さまの心温かなひとときをお祈りしています

素敵な年末年始をお過ごしくださいませ

 

はぁ〜

美しい季節だなぁ 

ピリカメル草樂図譜

憧れの“本草図譜”

 

薬用植物の在り様をイキイキと描いた

東洋のボタニカルアート

 

江戸時代にはカメラというツールがまだ使えなかったので

美しい挿絵の本草書(薬についてまとめた本)がよく描かれたようです

 

心のどこかで

私もこういう表現をしたいなぁと思っておりましたから

 

今回、『世界に一冊だけの本・展』という展示を紹介いただいたときに

静かなワクワクが起こり

“そうだ私の本草図譜を作ろう”と思い至ったのは

ごく自然なことでした

 

  

“ピリカメル草樂図譜”

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なんだかもっとクオリティを上げて

内容も充実させていきたいという欲が出てきちゃいました

 

 

 

『世界に一冊だけの本・展』

素敵なイベントとの出会いに感謝!

 

12/6まで函館コミュニティプラザGスクエアにて開催とのことです

handmadebook.wixsite.com

 

 

展示終了後もオフィスで手にとっていただけたらと思っています!

 

 

 

 

ヤドリギ

函館元町の素敵な花屋BOTANさんで

愛しのヤドリギと出逢い

家にお迎えしました

 

いつもは高い木の上を見上げるだけの遠い憧れ

地面に落ちた欠片を拾うささやかな喜び

 

ちょっとその枝をわけていただき

近くで愛でさせてくださいな

 

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ヤドリギは半寄生植物

光合成は自分でするけれど大地には根を張れないから

水や養分を宿主である樹木を通して得ています

 

実が鳥に運ばれ

排泄された種がその粘着力によって木にくっつき

そこに芽を出し根を下ろす

 

ヤドリギは宿主を枯らすほど蔓延ることはあまりないようで

寂しい冬に鳥たちが集まる豊かな環境を与えています

 

木々がすっかり落葉した景色の中に

緑の葉を巣のような佇まいで宿らせることから

不死や再生、愛の象徴、神聖なものとして

クリスマスに飾る文化もあるのです

(正確にはキリスト教以前の、ケルトの信仰から続いている)

 

 

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私たち人間も大地には根を下ろせないから

生態系と繋がることで生命を維持し

人の間に根を下ろすことで強くなります

 

漢方薬では桑寄生(そうきせい)といわれ

穏やかさをもたらす生薬となり

また、一部では癌の治療にも用いられますが

寄生植物を癌に用いるというのは興味深い符合ですね

 

 

ヤドリギの下”には素敵な愛の言い伝えがあります

ヤドリギを飾ることはきっと世界から愛を受け取るためのおまじない

その下を通るたびに一枚一枚拒絶の衣をはいで

優しく強くなってゆけますよう祈りをこめて

 

 

 

堀田先生

悲しみが多い人は底知れぬ怒りがあるのかもしれない

 

怒ってばかりいる人は思うことを避けているのかもしれない

 

思い悩んでばかりいる人は恐れがあふれそうなのかもしれない

 

恐れが強い人は喜びに向かうことを避けているのかもしれない

 

喜びが過剰な人は隠された悲しみがあるのかもしれない

 

 

blog.livedoor.jp

 

 

北海道医療大学の堀田清先生が

憧れのスロウに掲載されていました

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さすがっす!

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「世にも珍しいエネルギー出過ぎ病」って(笑)

www.n-slow.com

 

そう堀田先生はめちゃめちゃエネルギッシュ

 

医療大学の裏の山は笹で荒れ放題だったそうですが

先生が始めとなり笹の根切りを地道に続けたことで自生していたであろう

珍しい薬草たちの宝庫になったのです

種はずっと眠って待っていたのですね

なんて愛おしいのでしょう

約20年経ちまだまだその作業は続いているのです

 

四季折々の植物エネルギーが詰まった

先生の写真集“植物エネルギー”

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植物エネルギー 北海道医療大学の森

植物エネルギー 北海道医療大学の森

 

 

先生の世界観、植物観、薬草観はとても素敵

ぶっとんだこともどんどん発信しちゃう

植物、自然への深い愛があるからこそ!

  

昨年初めてお会いして

こんな方が薬学大学の先生にいらっしゃるなんて、、

とショックを受けるとともに

ゲラゲラと笑いがこみ上げて

なんて希望なんだろうと思い嬉しくなったのでした

 

薬草園の爆笑観察会も最高なんですわ

 

薬学から未来に希望のエネルギーを注ぎまくる堀田先生

私も遅ればせながら続いていきたいです

のんびりすぎて亀みたいですけどね(笑)

 

 

ブログからでも堀田先生の愛ある眼差しに触れることができますよ!

堀田清の元気が出るおはなし

 

pirkamer.hatenadiary.com

 

冬の訪れ

11月7日冬立ちぬ

いよいよ冬が始まりました

 

冬の三月、此れを閉蔵と謂う。(冬の三ヶ月間を閉蔵という)

水冰り地拆く(水は氷り、地は凍てつき裂ける)

陽を擾す無かれ。(このときはむやみに陽を乱してはならない)又は(陽もその厳しさを柔らげることができない)

早に臥し晩く起き、必ず日の光を待つ。(夜は早く寝て、朝は日が昇るのを待ち遅く起きる)

志をして伏すが若く匿すが若く私意有るが若く(志は覆い隠すようにひそかな心持ちで)

己に得ること有るが若くなら使む。(満ち足りているように過ごす)

寒を去り温に就き(寒さを避け温かく保ち)

皮膚を泄らし氣をして亟しば奪わ使む無かれ(汗をかきたびたび陽氣を洩らさないように)

此れ冬氣の應、蔵を養うの道なり(これが冬の氣に適応した養生法である)

黄帝内經素問 四氣調神大論篇第二)

 


冬は陽を守り陰を蓄える季節

これが陰陽の流れに乗り、健やかに過ごすために大切なことです

 

早く寝てゆっくり起き

良質な睡眠を

心を穏やかに

想いを温め

焦らず

恐れることなく

陰徳を積み

どっしりと大地に根を張るように

自分を見つめ育んでゆく

 

一見遠回りに思えても

陰を大切に育てること

 

陰があるから陽がある

陽があるから陰がある

互いが互いを生む循環

 

春の訪れを楽しみに

夏のビジョンを胸に秘めながら

冬の豊かさを味わいたいものです


陰の極まる冬至前後

忘年会やクリスマス、年末年始といったイベントが目白押し

大切な人たちとの時間を丁寧に楽しみ

日頃の恵みに感謝して

来たる年の志を立て、想いを温める

なんと美しい営みでしょう

 

弾けて羽目を外すのは

陽を漏らし、陰が損なわれますのでほどほどに

 

運動は激しく汗をかくようなものより

臍下丹田を中心に体幹を強化していくようなものが良さそうです

 

鹹味(しおからい味)は腎を補い、陽を引き締めます

海藻、小魚、貝類、黒っぽいもの、味噌、醤油などを

お塩は苦味を含む天然塩が心臓への負担少なく調和をとってくれます

 

野菜は根っこのものを積極的に

旬の苦味のある青菜や柚子などを添えて

辛いものは軽くめぐりを良くする程度に止め

ゆっくり火にかけるお鍋や煮物のような調理が身も心も温めます

酸味のあるポン酢や、こたつでみかんも冬の大切なアクセント

 

美味しく温かく満ち足りて

今ここにある冬を味わったなら

時と場所を超えて恵みが巡ってくるでしょう

 

 

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六花亭のお菓子リッチランドより

 

 

 

 

エント〜アイヌのハーブ

アイヌ文化と縁の深い白老町

アイヌのハーブ、エント(和名はナギナタコウジュ)の収穫にご一緒させていただきました

Pirkamerでもお取り扱いしている“ポロト母さんの会”の取材も兼ねたお手伝い♪

 

 

これがエントです

今の時期はもう枯れて種をつけていますが敢えてこのタイミングに収穫です

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ちなみに花の時期はこんな感じ(2017.9.17襟裳にて)

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なぜ枯れるのを待って収穫するのかというと

エントは一年草なので種をつける前に採ってしまうと来年に命が続かないから

 

収穫時に種を地面に落としながら、恵みをいただいていくのです

 

エントは富栄養の環境を好むようですね

今回、お邪魔したところは動物性堆肥を使った無農薬放ったらかし畑です

いろいろ植えてあるけれど収穫に手が回っていない様子

まあ循環するからいいよね〜という感じかな

(写真は人参)

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ハキダメギクがたくさん生えていました

かわいい♡

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ボーボーの草の中に生えたエントを刈っていきます

地面の上から刈り、地上部のみ集めます

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普通の畑の収穫よりもカオスの中から収穫する方が個人的にワクワクするし性に合う

放ったらかし畑のお手伝い大好き♪

 

皆さんとの協力でたくさん収穫できましたー

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適当量を紐で束ねたら

パンパン叩いて地面に種を落とします

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収穫されたものは一度水で洗い、逆さまに吊るして乾燥

乾燥後は刻みとティーパック加工へ、業者へ委託され工程が進むようです

 

 

一休みのお供ももちろんエント茶

畑でいただくお茶は特別美味しい!

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お母さんたちは

種を落としながら

片付けをしながら

ありがとうございました〜

また来年くるね〜

と畑の神様に自然と愛を伝えていて

 

収穫のタイミングも含めて

愛があるのですよね

それは自然に向き合うアイヌの在り方なのでしょうね

 

本当に素敵です

 

ポロト母さんの会の代表の大須賀さんは

アイヌ語を教える活動をメインにアイヌの文化を伝えていらっしゃいます

大須賀さんのお祖父様はなんとアイヌの酋長で立派な指導者であったようです

大須賀さんの名刺の裏はお祖父様の凛々しいお写真が! 

 

エント茶のこともアイヌのお祖母様から教わったとのこと

 

大須賀さんがアイヌを誇りに思い愛しているのが伝わってきます

活動のご様子も身軽でイキイキとされていてこちらまで嬉しくなっちゃう

  

北海道ではアイヌと和人の確執というのがいまだあります

アイヌの人たちが受けた仕打ちというのは一部伺うだけでも本当にひどいもので

損なわれたものは測り知れません

 

でも大須賀さんの中に受け継がれるものに触れると

それらをみんな包み込む器の大きさが感じられて

あぁ、お祖父様は本当に立派な方だったんだなぁと

思考で集めていた情報とは別のところで温かい尊敬の念が湧いてくるのです

こういったものを通してアイヌの本当の尊さが伝わってゆくのかもしれません

 

白老は2020年に国立アイヌ民族博物館がオープン予定

博物館を中心に民族共生象徴空間が生まれるそうです

 

アンチだとか恨みだとかは越えて共に

良いものを良いと

美しいものを美しいと

愛を表現できる未来を願います

 

 

http://www.ainu-museum.or.jp/kokuritsu/pdf/2020_kokuritsu03.pdf

 

今回この素敵なご縁をいただいたのが

はまのマルシェの太田さんです

 

白老の海産物や減農薬のお野菜、加工品などを愛あるセレクトで取り扱っています

 

店舗も可愛いらしいですが太田さんもとても可愛らしく魅力的な方です

地元の魅力が他の地域に伝わっていくためには

人やモノを繋ぐ方というのは無くてはならない大切なお役目ですね

 

お世話になり本当にありがとうございました

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ameblo.jp

 

 

 

秋の戯れ

秋の山歩きは色との戯れ

見頃より前の、紅葉のはじまりもとっても楽しいのです

 



少し色あせた緑

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黄色へと退色したもの

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赤く色づいてくるもの

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少し紫を帯びるもの

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退色が進み白っぽい色や茶色になったもの

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秋のキク科の花は色味が深まる

落ち着いた雰囲気の中にある少女性にドキドキさせられる

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瑠璃色の宝石

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地味だけど着々と未来への準備

オオカメノキの冬芽が好き

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春の色は“ This is me!”という感じの若々しさがあるけれど

秋の色は周りの環境と一緒に創られた、成熟した美しさがある

どちらも本当に素敵!

人も春と秋のような季節をらせんのように繰り返し

唯一無二の輝きを放ってゆくのでしょう

秋は秋の光をいっぱいに噛み締めて

美しい世界を享受したいものですね

 

 

秋の函館山からでした♡

Holy spring

トラピスト修道院へと続く

長くまっすぐな道

杉とポプラの並木道

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ルルドの洞窟が山の中にひっそりと

湧き出す泉が人々を癒したとされる伝説

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途中の丘には

海を望む大きな栗の木が佇む

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深い苦悩や絶望を超えたところにある

美しい眺めを象徴するかのように

 

 

ルルドの伝説についてはよく分からないけれど

人は誰の中にも癒しをもたらす無限の泉の源があると思うのです

  

泉は知らず知らずのうちに

過去からの枯れ葉で埋もれてしまうことがある

 

意識の成長、その発揚とともに

覆い隠したものがどっと洗い出される

 

さらさらと世界へと流れ続けたなら

泉の周りには豊かな循環が生まれオアシスになる

 

出し惜しみしていたら泉が滞り、澱が堆積していくから

ときどき振り返ってお掃除を

 

過去を抱きしめ過ぎると枯れ葉が水路を塞ぐから

雨で洗い流し、風を通そう

 

そうしてゆったりと深呼吸 

 

 

 

Original blend herb tea  “Holy spring”

ホーリーバジル

ラベンダー

ジャーマンカモミール

ラズベリーリーフ

ヤグルマギク

 

あなたの内から湧き出す

神々しく清らかな泉が

大切なものを癒してゆきます

それは世界を巡り

再びあなたを満たすでしょう

 

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